HIV検査に関する基礎的な知識

近年、エイズ患者やHIVキャリアの数が急速に増えていると言われ、動揺が高まっています。中にはHIVに感染したのではないか、と不安になり、エイズノイローゼになってしまう人も。今やHIVは多くの方に無関係のものではなくなっています。ここではそんなHIVにおいて、気になるHIV検査についての知識を確認しましょう。

・HIVの感染源

まずHIVの感染源について確認しましょう。HIV感染の原因は三つあると言われています。それは性行為、血液感染、母子感染です。この中で最も感染率が高いのが血液感染で、50%近くの感染率を持っています。過去には輸血・血液製剤の利用で感染することがありましたが、現在は検査が厳しくなっているので、安全性が高まっています。

感染率に関しては血液感染が群を抜いて高いものの、実際の感染ルートのほとんどが性行為です。性行為での感染率自体は1%以下と言われ、一回の性行為ではほとんど感染することはありませんが、大抵は回数を重ねることになりますから、感染が拡大する傾向にあります。

また女性のほうが感染率は高いと言われていますが、患者の数は男性のほうが多いことがわかっています。これは男性同士の同性愛が深く関わっていると思われます。通常の性行為よりも、同性愛のほうがHIV感染率が高いからです。

・HIV検査

HIV検査は毎月決まった曜日に、保健所にて行うことができます。どこの保健所で検査を行っているのかは、ホームページなどで調べてみるといいでしょう。

なおHIV検査には通常検査と即日検査があります。通常検査の場合、検査から1~2週間ほどで結果報告が成されます。即日検査は、検査を受けた数時間後に検査結果を聞くことができます。

即日検査の場合の注意点は、「実際にはかかっていないのに、かかっている」と診断される偽陽性の確率が高いことです。即日検査においては、検査のモレを防ぐため、検査の感度を高めており、少しでもHIV感染が疑われる場合は陽性となるようにしているのです。したがって、陽性と検査されても、偽陽性の可能性もあるので、必要以上に落ち込まず、再検査を受けるようにしましょう。

なお、「実際はかかっているのに、かかっていない」と診断される偽陰性については、基本的には通常検査・即日検査ともに有り得ないと言っていいでしょう。

なお検査においては、危険行為から2~3ヶ月以上経ってからでないと正しい検査結果が出ない場合があります。保健所によっては、2ヶ月が経っていない場合検査を断られる場合があるので注意しましょう。